実際は震災直後の3月15日に予定されていたのだが、キャンセル&延期で今月執り行われたのだった。
偶然、今日は、近代日本絵画の先駆者たちの『二十歳の原点』と魯山人展も最終日だったので、そちらも見てきた。
「二十歳の原点」展は、近代日本絵画は以前参加したセミナーで扱われていたり、その他の知らない画家たちの二十歳の前後の時の作品がかなり充実、最終日ということもありかなり盛況を博していた。
魯山人は織部しか知らなかったけど、色々な作品が展示されていた。絵づけや書に勢いがありながら暖かみがあり、色使いからもとても優しい雰囲気を醸し出していて、個人的にはかなり気に入った。作風からは、魯山人が絵と書の名手であったことが察せられた。
私は美術館や展覧会を訪れる時は、なるべく、世の評価の刷り込みがないように、直感に従って、難しく考えずに展示会場をふらふらするようにしているが、世の傑作からは、傑作と呼ばれている理由を身で感じてしまうもので不思議だ。言説の無意識の刷り込み効果なのか、私の直感が優れているのかは判断しかねるが、印刷物ではインクによってかなり鮮やかさが違って写るので、実際に見るのはやはり重要な気がする。
実際何故、我々が「美術を鑑賞するのか」、という問題は近代性についてのかなり巨大なテーゼなので、その探求はこれからの研究で追求する(?)として、ここではちょっと横に置いおく。
しかし、平塚美術館の展示会はかなり充実している。近場にこんな素敵な空間があるのは素敵なことなので、これからはもっとマメにチェックしようと思った。梅雨も深まったこの時期、外の新緑がとても瑞々しかった。
天空の城ラピュタを彷彿とさせた風景。
小雨が顔を洗った。自然のミストが気持ちよかった。
↑の樹をよく見ると、樹木と緑の三段の層を成していた↓
樹のうねりからは、この樹の複雑な成長過程が想像された。
2 件のコメント:
『20歳の原点』という本(自叙伝のようなもの)が昔ありました。筆者は高野悦子さんという方でした。
タイトルが懐かしいかんじ・・・
緑が美しい素敵な場所ですね。
新緑が美しい素敵な場所ですね。
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