5/31/2011

朝顔の観察物語 その2

成長の早さにはばらつきがあるものですが、皆それぞれ頑張って芽を出し、葉を広げていっています。


まだ種帽子をかぶったままの芽
同じ彼も、アングルでこんなにも違う↓下だと何だか、
ぽつりと立つちょっと阿呆なデクノボウのような体で、
モノは「撮り」よう、馬子にも衣装?
物事は素敵に思える視点から見た方が吉なようで
おっと、後ろには先輩たちが葉っぱを広げて待ち構えている
こちらはまるで先輩が高見から威嚇しているようだ!
あらあら、一方、こちらには、今正に、
土から頭を引っこ抜こうと必死な芽がおられました!
頑張れ、頑張れ! 
優しい私は、↑の芽に、水を掛けて上の泥を落とし、
頭を引っこ抜きやすくしてあげました♡↓
はてまた、こちらの先輩は斑点模様の葉の遺伝子をお持ちだったようで〜
↑↓は兄弟、もしくは姉妹だったのかしら〜?
離れ離れに植えてしまってごめんなさい〜
寂しい思いさせてしまったわね… 
 でもね、やはり、こちらの彼が、
今、一番辛い体勢で力んでおられるように思えてならないですの、私…。
あと少しで、暗い孤独な世界から、
太陽の光に満ちた地上へ!
今が一番苦しいときだろう。
でも、信じて頑張ってくれ!
太陽は絶対に君を裏切らない!
君が後少しがんばれば、
必ずや太陽は君へ暖かい光を注ぐだろう。

でも、その、華々しいはずのデビューは、きっと…
さっきどこかにいた
 帽子をかぶったままの
ちょっと間抜けなデクノボウ

 しかし

そんな醜い黒帽子のデクノボウも、
暑い夏のある朝大輪の花を咲かせ、
その可憐さで、
道行く人の肩を
そっと後押ししてあげるのだろう。



つづく




付録

 葉は、何も教えていないのに、
日の出る方へ、どんどん葉を伸ばしていく
彼も、上に同じく、日の出る方向を知っている

ちょっと毛深いうぶ毛もちの彼は、 
軽やかに水を弾く 
 ぷるんっ
ぷる〜ん。

彼に任せておけば
しつこい梅雨も安心なこと
請合い


かしこ

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